ローマ人の物語(6)
今日はハンニバルについて。カルタゴの名称ハンニバルはローマと戦争をするにあたって、海戦をしてかと思うかもしれませんが、実際は陸路との戦いをしたわけです。
カルタゴ(今のチュニジアあたりの位置)から陸路を地中海沿いを進軍し、スペイン、フランスを通るわけですが、有名なのはアルプスを通ってイタリアに入るわけです。
ローマとは陸の戦いをするわけですが、その一つの戦いはあまりに、優れた戦法なので、アメリカの陸軍の教科書に載っているほどだそうです。
因みに、のちにナポレオンはハンニバルの真似をしたかはわかりませんが、まあ、プルターク英雄伝を読んでいたほどですから、影響はあったでしょうが、イタリア遠征を
するさいに、アルプス越えをするわけです。
ご清聴ありがとうございました。
ローマ人の物語(4)
昨日は作業所にて脳が活性化して今朝も早朝覚醒。筆をとる。
さてシーザーは遠征とローマ帝国の領土拡張ばかりしていたかというと、そうでもなくて文化的寄与もしている。
ガリア戦記という著作もあるしーー私はよんではいないがーーあと、かの有名な哲学者アリストテレスも発掘している。どう埋もれていたかは知らぬが、とりあえず、アリス
トテレスは著作をだしてはいないようである。ただ彼は学校を創設していて、そこで書いた講義のノートが残っていたらしい。
これに対して近代の英雄といえばナポレオンではあるが、彼もまた、文化的寄与をしている。有名なロゼッタストーンである。シャンポリオンという10か国語がでいる兄弟
がいて、そのロゼッタストーンに書いてある古代エジプト語の象形文字を解読したのである。
ご清聴ありがとうございました
ローマ人の物語(2)
さてさて、また塩野氏のローマ人の物語からお話を抜粋します。よく、ローマ人はサイフォンの原理を知らなかったといって馬鹿にされることがあります。
サイフォンの原理とは、水道と同じ原理で一番高いA地点に水を置くと、たとえそれより大幅にB地点にさがっても、且つc地点がB地点より高くても、c地点がA地点より
低ければ、水がA⇒B⇒Cと流れていくということです。たとえていうなら、灯油をポンプでいれるとき、これは逆の流れで真ん中が高いわけですが、一番高い灯油の位置よ
り、一番低い灯油の位置が一番低ければ灯油が流れていくということです。
説明がうまくなくてすいませんが、要するに両端の位置で水の流れが決まるということ
です。要するにサイフォンの原理を知らなかったローマ人はあんな馬鹿気たローマ水道を作ったと馬鹿にされるわけですが、ローマ人の面目をやくじょすれば、そのローマ
水道の制度がとてつもなくすごかったのはあまり知られていません。高い位置から低い位置まで。傾斜が1メートルで数ミリという傾斜でできていたというから驚きです。
ご清聴ありがとうございました。